私は1970年に生まれ、フィレンツェで機械工学を学び修めました。長期に渡り家族経営に携わっています。最初は母であるBeatriceの共同経営者として、次に会社のオーナーとしてで私は私がまだ子どもだった頃、母が私の祖父母と共に仕事をするために職場であるお店Cesare Mannelliへ行く時は、私もお店に一緒に行き、当時はショーケースで展示販売されていた様々なカボションカットの天然石で遊んでいました。昨今、私たちの2人の子どもたちがお店にくる時にはやはり天然石で遊んでいるのを見ると、時々懐かしくなります。同時に、今後もこの仕事が続いて行くことを期待しています。世代交代は、歴史的な企業の根本的で繊細な事柄です。
お店を母から受け継いだため、私の姓はGuglielmiであり会社の姓Mannelliとは異なります。しかし、フィレンツェの旧市街地では、誰もが「Mannelli マンネッリ」または「Mannellino マンネリーノ」(若い小さなとMannelli ）として私を知っています。

現在、私はすべてのジュエリーの、特に金属パーツの金細工師とデザイナーの役割をしています。ネックレスについては、私の母Beatriceの仕事を受け継ぎ継続させらる素晴らしいセンスと能力を持っている妻の沙織を信頼して頼っています。また、チェザーレ・マンネリでの経験だけでなく、彼女本来の能力もそれに加えています。

私自身 “伝統的な技法と古典的なスタイル（私たちの特徴の1つ）” と、”新しい創造物と新しい解釈” とを組み合わせようとしています。実際に知識と伝統の偉大な遺産を受け継ぐ事の秘密は、それらを尊重し、同時にそれらを独自のものにし、新しい解決策と技術をもたらすことにあります。

たとえば私たちの工房で、おそらく100年以上前の非常に古い道具に出くわす事があります。今ではおそらく形状や材料が変わったか、存在しなくなった可能性がある物です。これらの道具から、それらがどのように使用されていたのかを理解しようとします。そしてそれを新たに使用するための素晴らしいインスピレーションと直感を得ます。それは長い伝統の結果であるだけではなく、革新と現代の再解釈の結果であるので、しばしば結果は我ながら驚くべきものとなります。

私たちのジュエリーを観察することによって、あなたがこの感覚を受け取ることを願っています。

前職の照明関係の仕事を通して出会った現在の夫との結婚を機に2009年からイタリアはフィレンツェに在住し、イタリア語の語学学校に通いながら半年間お店の片隅で語学の勉強をしている中で、夫の家業であるジュエリー店の仕事と石に魅せられ、夫の母Beatrice Tinacci Mannelliの仕事をそばで見て、教わり、手伝いをする濃密な時間を経て今に至ります。私は小さい子が2人居りますので週に1日から2日お店に出るほかは、自宅で仕事をしています。
夫と2人で運営してますため、臨機応変できめ細やかで丁寧なサービスをお客様に提供することができます。ジュエリーに関する事でしたら何でも承っておりますので、とりあえずはご相談いただけましたら幸いです。